上の画像で文字が読みにくい理由は、明るい背景(黄緑)に対して明るいテロップ(白)を入れているからです。

また、テロップを入れたい位置に「石(白)」や「影」、「植木」などの様々な色やオブジェクトがあります。

そのため、背景との同化や複数の境界線が入り混じってゴチャゴチャしてしまい、結果的に文字が見づらくなっているのです。

では、試しにテキストの後ろに
黒の長方形を配置してみましょう。

一気に読みやすくなりました。

これはテロップの後ろに長方形を配置したことで、色被りや同化、複数のオブジェクトの境界線跨ぎを防ぐことができたからです。

ただ、たしかにこれは
とても見やすいのですが、、、

無機質な印象になってしまい、感動している様子までは伝わってこないかもしれません。

キウイくん

でも、明るい色を使うと背景と同化して見にくくなるよね…?

こういう場合、
「読みやすさ」か「感情表現」かどちらかを捨てなければいけないのでしょうか?

いえ、そんなことはありません。

試しに、下記の2枚の画像を確認してみてください。

どうでしょう?

どちらも読みやすさを維持しつつ、明るい雰囲気や感情の部分を表現できているのではないでしょうか。

読みやすさと演出を両立させるために、ここではこんな工夫がされていました。

読みやすさを上げるために行ったこと
  • フォントを太くすることで読みやすさを上げる
  • エッジや光彩をつけることで、文字と背景の境界を見やすくする
  • 幸福感を演出できる色の中でも同系色を避け、背景との違いが出やすい色を使う
「感情」を演出するために行ったこと
  • 緑(癒しや自然を表現しやすい色)を使う
  • オレンジ(明るさや幸福感を表現しやすい色)を使う

他にも
「視聴者が見づらいと感じるポイント」は、
カット・文字起こし・レイアウトなど、
編集のさまざまな場面で発生します。

ただし、こうした判断は
経験やセンスの問題ではありません。
「なぜこうなるのか?」という理由を知っているかどうかで決まります。

各いう僕も、
実は中学時代の美術は5段階で“2”でした(笑)
でも正しい知識さえ身につければ、誰でも“見やすい編集”が作れるようになるんです。

ここから先は、
“見やすい編集の基準”をきちんと整理したことがない人ほど

すぐに役立つ内容です。

僕が編集者さんを採用する際は、
「見やすい編集の考え方」を言語化したものを
研修動画としてご視聴いただいています。

感覚頼りになりがちな部分を理論化することで、
「修正ミスが減る」「作業時間を効率化できる」「引き出しが増えて高単価案件も依頼しやすくなる」など、

お互いにとってプラスが大きいと感じているからです。

そして今回、その内容の一部を公開します。

意図を持った編集ではなく、
感覚頼りやディレクターの指示頼りの編集をしている人はぜひご覧ください!

視聴者にとってストレスになるポイントや
見やすい動画にするための仕組みを
論理的に学ぶことで、

「意図を持った編集」ができるようになっていきます。

以上、僕が編集者育成で使っている内部研修の内容をお伝えさせていただきました。

ここまで読んだあなたは、
すでに“見やすい編集の理論”の基礎を体感しているはずです。
実際の編集現場でも、理論として知っているかどうかで結果の差は大きく変わります。

ただ、今回お伝えしたのは
僕が内部研修で使っている内容の ほんの一部 です。

全体像として体系化された研修を理解すると、

「修正ミスがもっと減る」

「作業時間がさらに短縮できる」

「高単価案件を受ける自信がつく」

といった、実際の成果につながる要素がぐっと増えます。

教育カリキュラムとして蓄積してきた内容のため、無料公開できるのはここまでになりますが、
この全編(約45分・6本の動画)は、
税込1,540円 という手に取りやすい価格でご覧いただけます。

気になる方はこちらより詳細をご覧ください。

この45分でディレクター視点を身につけ、
感覚頼りの編集から卒業するためのポイントを身につけましょう!

※転載・二次利用禁止
※経験のある編集者向けのコンテンツのため、Premire Proの基礎が固まっていることが前提に作られています。初心者(Premiere Proを使い始めたばかりの方など)の場合、一部内容が難しく感じる可能性があります。

選べる特典 配布中!