結論、デザインができない編集者には「失注」というひどい結末が待っています…!
そこで本記事では、僕がディレクターとして編集の仕事を依頼する中で実際に起きたストーリーも交えながら
・どういうプロセスで動画編集者が仕事を失っていくのか?
・クライアント側はどんな感情を抱いているのか?
についてまとめてみました!
失注するまでのプロセス
1:完成物のクオリティが低いことに気づかない
すごく当たり前のことなのですが、デザインの知識がないと自分の制作物のクオリティが低いことに気がつきません。
例えば陶器を鑑定する目がなかったら、目の前の器がいい器なのか、悪い器なのかわかりませんよね。
デザインができない場合も同様で「構図」「配色」「フォント」などに問題があり、視聴者に違和感(=潜在的なストレス)を与えてしまうことに気づきません。
何より、デザインはセンスではなく「知識」です。
何が言いたいかというと、しっかり勉強すれば、動画編集で必要なデザインの知識は身に付くということです。
正直、ディレクター側はこの認識で仕事を発注するので、ひどいデザインの編集が上がってきた時点で
「デザインを軽視しているんだな」
「勉強を意欲がない人なのだな」
と判断されてしまいます。
2:大量の修正指示
デザインが崩れた成果物が送られてくると、当然ながら発注者は大量の、そしてかなり細かい修正指示を出さないといけません。
しかし、デザインまで意識した修正指示となると、1回目の修正指示を出すだけで、2時間程度かかってしまいます…。
その上、デザインの知識を有していない人にデザイン関連の指摘をするのはかなり難易度が高いです
日本語を勉強中の留学生に、日本の文化を解説するのはなかなか難しいですよね?
結果的に
・手間のかかる修正指示の作成
・伝えた修正指示が伝わらずに何往復も行うやりとり
これらが発生します。
確かにディレクターはデザイン知識を持っているので、その違和感の正体に気づいて言語化してくれます。
しかし、これでは確実に編集者もディレクターも両方疲弊することになるのです。
おめでとうございます。次回以降、あなたはこの口うるさいディレクターからの仕事を受けなくて済むようになります!
【実話】どうしてマニュアルがあるのにダサいデザインになるの?
我々ディレクターはテロップのデザインなども全て決めた上で発注しているのですが、たまに“気を利かせて”自分でテロップのデザインをしてくれる編集者がいます。
「少しでも良くなるように」と工夫を凝らしてくれた結果だと思うので、その気持ち自体は大変ありがたいのですが…
以下、実際に僕と発注先であったやりとりを紹介します!
マニュアルで指示を出していないテキストデザインがあって、少し見づらいんですけど…
「デザインを追加した理由」と「このデザインにした理由」は何ですか?
割と早口の動画だったので、バラエティ番組のテロップを参考に作成しました!
工夫を凝らしていただきありがとうございます。
ちなみに番組名ってお伺いできますか?
以前見たもので、それ以上の認識はありません。
(番組名も分からないのにどうやって参考にしたのだろう…?)
恐らく、この”参考にした”というのは「『テロップベースを使う』という発想のこと」なのだと思います。
ただ、参考にしたという番組で使われていたテロップは、配色にも、フォントにも意図があって作られていたはずです。
デザインの知識がないと、こういった意図に気づくことができないので
・自分の好みだけを反映させたデザイン
・表面的にテレビ番組のテロップなどを模倣したデザイン
などを作成し、全体のバランスが崩れるのです!
結果として、視聴者の心理や制作者側の意図を置いてけぼりにして、表面だけ真似をしてしまうと逆効果になるのです。
テレビ番組のデザインは、プロが「視聴者の年齢」「与えたい印象」「ブランディング」など、かなり細かい部分まで考慮して作られています。
上級テクニックなども使われているため、無闇に真似をしようとすると逆効果になることもあるのです!
今回のケースで言うと、
・テロップベースを敷いているのにテキストに境界線やシャドウを入れて装飾しすぎ
・テロップの配色と単語のイメージが合わない
などが、違和感を与えた理由として挙げられます。
テロップのデザインに自信がないというかたはぜひこちらの記事も参考にしてみてください!
デザインを軽視している編集スクールが多すぎる?
ではこれは編集者だけの問題なのでしょうか?
僕はNOだと思います!
個人的に思うのは、高いお金をとって教えている動画編集スクールですら、デザインを軽視して教えていないケースが多すぎるのではないでしょうか?
動画編集スクールに学びにくる人たちは、「動画編集で何が求められるのか」を知りません。
編集者事情について分かっているのであれば、そこも含めて「動画編集とはなんぞや?」という部分まできっちり共有していくのが、教える側の役目であり、責任なのではないでしょうか?
ソフトの操作方法だけを教えても、それは動画編集ができるとは言えませんし、仕事としてやっていくには不十分なのですから。
デザインを習得すると、視聴者の視線を誘導したり、伝えたいメッセージを伝えやすくなったりと様々なメリットがあります!本記事で紹介した以外のメリットを知りたいという方は、ぜひこちらの記事もご覧ください!
まとめ
動画編集に、デザインの知識は必要です。デザインの知識がなければ、スキルが低いので低単価から抜け出せなかったり、修正指示を大量に発生させてディレクターを疲弊されたり、最悪の場合、仕事を失ってしまったりします!
また、記事内では触れませんでしたが、自分で一から動画を編集することができないので、常にディレクターに依存しながら仕事をすることになってしまします!これは何よりも危険で、「低単価から抜け出せない」「仕事の幅が広がらない」というように、どんどんチャンスを潰していきます!
ここまで記事を読んでくれた方は、ぜひ積極的にデザインの勉強もしてみてください!
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