副業の選択肢として注目を集めている動画編集。
一方で「動画編集は稼げない」「やめとけ」という話もよく聞きます。
そこで「動画編集 副業 稼げない」と検索してみると、トップに出てくる記事は
「動画編集は稼げないって本当?」とか
「動画編集は稼げないからやめとけは嘘です」みたいな、
前向きな希望を持たせる系の記事ばかりでした。
「でもそれって、自分たちの主張を正当化したいから言ってるだけじゃないの?」って不安になりませんか?
もちろん、「『動画編集は稼げない』というのはウソだ」と本気で思っている人もいるかもしれませんが、、、
正直、僕は「動画編集は稼げないからやめとけ」という主張を否定できません。
そこで本記事では「動画編集は稼げないからやめとけ」を否定しない理由を詳しく解説してみるよ!
「動画編集は稼げないからやめとけ」を否定しない理由
よく見る動画を作るのは簡単なようで実は難しい
実は1本の動画は、話の内容をテロップに要約する力やデザイン力、演出力など、非常に多くの知識やスキルが詰め込まれた上で完成しています。
多様なスキルが必要とされているということは、難しいということでもあります。
ここを知らずに、編集ソフトの使い方だけ覚えれば動画が作れるようになると勘違いしている人が多いのですが、実際に動画編集を始めてみると、自分の考えと現実の間にギャップを感じて挫折につながってしまうのです。
動画編集で求められるスキルの詳細については、以前こちらの記事で詳しくまとめたのでぜひご覧ください!
マルチスキルじゃないと低単価になる
動画編集は、実はマルチスキルが求められていることはお分かりいただけたかと思います。
では、マルチスキルじゃないとどうなってしまうのでしょうか?
結論「仕事がなくなる」か「低単価になる」かの二択です。
例えば、
「演出を作るのは上手だけど、話の要約は下手だからテロップ入れは任せられないな」とか
「デザインができないから、動画の編集1本丸々は任せられないな」とか
そうなると当然、単価は下がってしまいますし、相手側の工数も増えてしまいますよね?
また、「単純作業しかできない」となるとAIにとって代わられてしまう可能性も出てくるので、仕事がなくなってしまう可能性もあります。
「動画編集で稼げない」の正体というのは、「編集ソフトの使い方しか覚えようとしない(他のスキルの必要性に気づいていない)」というものになります。
マルチスキルになるには編集スキル以外を勉強する必要がある
ここまでお伝えしてきたように、動画編集者はマルチスキルである必要があります。
そして、これらのスキルはただ単に編集をしているだけでは身に付かず、勉強をしたり、多角的な視点で動画を分析してみたりと、意識的に身に付ける必要があります。
人間はラクをしたい生き物。
だから実はこれが結構ハードルが高いんだよね。
トレンドは変わり続ける
編集をする際や企画を作る際にも、編集者は最近のトレンドを押さえておく必要があります。
そして、トレンドは常に変わり続けるものです。
長い尺の動画が主流のときもあれば、縦動画で1分くらいの動画が主流のときもあります。
こういった情報をアップデートし続ける根気強さも必要になってきます。
それでも動画編集を選んで後悔しないケース
ここまで、動画編集の大変な部分にスポットを当てて解説してきました。
一方で、副業で動画編集を選んでも後悔しないケースもあります。
ざっくり言うと「安定した収入が第一目的ではない場合」です。
もう少し具体的に見ていきましょう。
クリエイティブ力を磨きたいとき
もし、動画編集を始める目的が「大金を稼ぐ」ではなく「クリエイティブ力を磨きたい」という場合は、動画編集を始めたことを後悔するケースは少ないと思います。
クリエイティブの定義は難しいですが、ここでは一旦クリエイティブを下記のように考えたいと思います。
- 従来の考え方にとらわれず、物事を柔軟に考える力があること
- 斬新な発想力を持っていること
- 何かを伝える力があること
動画編集で求められていることとは、「会話の内容や現場の雰囲気などをいかにわかりやすく視覚化して視聴者に伝えることができるか」です。
そのためには、イラスト挿入、置き換え表現、ツッコミ、BGM、テロップデザインなど、さまざまな手法を凝らして見せ方を工夫していく必要があります。
こうして、多角的に物事を観察する力が身についていきます。
この多角的な視点というのが「今までとは違う視点での発想」「既存のものを組み合わせて新しいものに変える力」「知識と経験、スキルを融合させる力」、つまり、クリエイティブ力につながってくるのです!
デザイン力を身に付けたい時
デザインができると、いいことがたくさんあります。
例えば、これまでは3行書かないといけなかった文章が1行で済むようになったり、温度や感情まで訴求できるようになったり、小さくて気づいてもらえなかった要素を気づいてもらいやすくできたり、、、
動画編集をしていく上で、テロップの配色や画面レイアウトなど、デザインの知識は不可欠です。
そして、動画編集のいいところは、それらのインプットした知識をしっかりアウトプットしていく機会になるということです。
「勉強した知識を、どうやって活用していくのか?」という部分を反復して練習できるので、デザイン力が磨かれるんだね!
ところで、「クリエイティブ力と何が違うの?」と思った方もいるかもしれませんが、クリエイティブ力があることとデザイン力があることは似て非なるものです。
僕の中でのイメージとしては、「クリエイティブ力=未来を創る力」「デザイン力=過去を振り返る力」そのくらい大きな違いがあります。
どういうことかというと、クリエティブであるということは、過去の経験などを組み合わせて、これまでとは違った視点を作り出しているのに対して、デザインでは過去の経験や法則、ルールに当てはめて物事を考えていくということです。
わかりやすく言うと、師匠の言っていたことに忠実に従うのがデザインで、師匠の言っていたことに別の要素を足して新たなやり方を見つけてしまうのがクリエティブということだね!
そんな感じ!
デザイン力があるからこそよりクリエイティブになれる部分もあって、でもどっちのほうが大事かという話ではないよ!
表現力を身に付けたい時
クリエイティブ力やデザイン力と少し似ているのですが、動画編集では表現力も身につきます。
これはクリエティブ力というのが多角的な視点で物事を考える力であったのに対し、表現力は「考えたことをどのような形で表現するか?」ということになります。
例えば、あえてBGMを止めることで緊張感を煽るとか、色調変化を加えることで感情をより表現するとか、吹き出しを使用してみるとか、画角変化やイラストの変化で強弱をつけるなどです。
このように、演出をこなしていくと引き出しの数が増えるので、それに伴って表現力も身に付いてきます。
表現力が身につけば、単純に色々なことをわかりやすく伝えることができるようになるだけでなく、SNSでの発信に生かせたり、自分の創作活動を開始できたり、自分の中で選択肢が増えるはずです!
マーケティングやライティングの視点を身に付けたい時
真剣に動画編集に取り組むと、自然とマーケティング力やライティング力が上がってきます。
理由はわかりやすい表現や人を惹きつける表現を必死に考えて何度も繰り返すからです。
マーケティングというのは商品を販売する仕組みを作ることです。
この仕組みを作るときのポイントはいくつかあるのですが、今回は大きく2つ紹介したいと思います。
- 商品が売れるまでの導線を作ること
- 商品を売るための確率を最大化していくこと
商品が売れるまでの導線の作り方というのは別途勉強する必要があるのですが、確率の最大化という部分では「顧客目線」と「デザイン知識」が重要になります。
つまり、「視聴者にとってはどんな動画が見やすいのか?」「どんなアウトプットをすればより伝わりやすいのか」を考えることは、同時にマーケティング力を養うことにもつながっているんです!
確かに、「確率の最大化」という部分においては、編集面でも力になれる部分がありそうだね!
この視点を持って、改善提案や構成の提案ができるかどうかでクライアントからの評価が大きく変わるよ!
クライアントワークを経験したい時
クライアントワークを経験したいときというのも、動画編集はおすすめです。
普段、事務作業がメインの方や、パートやアルバイト経験しかない方は、クライアントワークを経験する機会というのはなかなかないと思います。
動画編集では動画の制作だけでなく、クライアントワークも必須です。
報告メールの書き方や金額交渉の仕方、事前説明の大切さなど、クライアントワークから学べることはたくさんあります!
「クライアントワークを経験したい」という方は、動画編集の仕事を通してクライアントワークを勉強するのも悪くないと思います。
【超現実的】上手な動画編集との向き合い方
スペシャリストとして、特定の作業をたくさんこなしてお小遣い稼ぎ
月に数万円というところを目指すのであれば、「部分的な作業をたくさんこなす」というのが最も現実的かなと思います。
- 文字起こしのみを数千円で請け負う
- 演出作成のみを数千円で請け負う
編集作業丸々1本を請け負うのではなく、何かの作業に特化する形です。
数時間で終わる作業をたくさんこなすイメージを持てるといいのではないでしょうか?
このスタイルのいいところは、
- 好きな作業や得意な作業にだけ特化できること
- 効率化が図りやすいこと
です。
一方で、「総合力が身につきにくい」「クライアント側からすると管理工数が増えて大変」などのデメリットもあります。
また、部分作業となるとどうしても単価は下がってしまうので、ガッツリ稼ぎたいという方には不向きかもしれません。
個人的には主婦さんのように「隙間時間を有効活用したい」という方におすすめです!
覚悟を決めて20万以上を目指す
これは1ヶ月単位でできるものではなく、数ヶ月単位で見る必要があると思いますが、大まかなイメージは下記の通りです。
これは超大事!
デザインがめちゃくちゃな編集や、マーケティング視点で改善提案ができないと、高単価の案件に繋げるのが難しいよ!
ディレクターとして利益率を下げて数をこなすか、利益率を下げずに一人で頑張るかという話になってくるよ!
考え方や好みによると思いますが、それぞれにそれぞれのメリット・デメリットがあります。
ただ、個人的には、一人で抱えるのはなかなかきついかなと思うところでもあります。
まとめ
実は動画編集では、ソフトウェアスキル以外にもライティングやデザイン、マーケティングなど、非常に多様なスキルが必要とされています。
逆を言うと、「編集力=編集ソフトを使いこなす力」と思っている方は低単価になりやすいということでもあります。
そのため、「動画編集は稼げないからやめておけ」という主張も、強く否定できないと考えています。
一方で、動画編集を始める目的が「お金を稼ぐこと」よりも「多様なスキルを磨くこと」である場合、動画編集を通して身に付けられるスキルはたくさんあります。
個人的に考える動画編集との上手な向き合い方は
①特定の作業に特化して数をこなして数万円を目指す(単価は低いけど、数をこなしやすい案件にする)
②覚悟を決めて20万以上を目指す
どちらかになるかなと思います。
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