YouTubeにおいて視聴者維持率は、動画制作者が注力すべき重要な指標の一つです。なぜなら、良好な視聴者維持率は視聴者を長くYouTube上に滞在させ、Googleから良質なコンテンツとみなされる可能性が高くなるからです!
- 視聴者維持率の目安(10〜15分尺の場合)
- 向上させるための具体的な対策
視聴者維持率を高めるための工夫はたくさんあります!
企業の担当者や編集者はしっかり学んで、取りこぼし防止や価値提供に努めましょう!
視聴者維持率の目安
結論、視聴者維持率というのは「ケースバイケース」になってしまいます。
- 動画尺
- ジャンル
- チャンネル規模
- 再生回数
- 新規視聴者割合
などによって、異なるからです。
今回は10〜15分程度の尺での目安をお伝えします!
50%以上:とても良い
40〜50%:合格点
40%以下:改善の余地あり
まずはご自身のチャンネルがどれくらいの水準なのかを確認して、少しずつ数字を改善できるように計画を立ててみてください。
YouTubeの視聴者維持率には「他の動画と比較」という項目もあります!
長さは同程度の他の動画と比較した維持率は確認できるので、こちらも参考にしてみてください!
維持率と合わせて見るべき数字
視聴者維持率の目安をお伝えしましたが、「視聴者維持率からわかるチャンネルの状態」「考慮するべき事情」なども確認していきましょう!
動画尺
動画尺が長くなればなるほど、視聴者維持率は下がる傾向があります。
そのため、動画尺が30〜40分以上になると30%程度でも良いケースもあります。
新規視聴者割合
チャンネル登録までして動画を視聴してくれているリピーターはあなたの「ファン」です。
そのため、リピーターのほうが新規視聴者の方より長く見てくれる傾向があります。
一般的に再生回数が多くなればなるほど新規へのリーチが広がりやすくなるので、再生回数が数十万回と膨れ上がると、視聴者維持率は低くなりやすいんですよね。
逆に視聴者維持率が90%のように極端に高い場合、新規視聴者にリーチできていない可能性もあるので、この辺りの数字も見ながら、目的に沿ったチャンネル運用ができているのか確認しましょう!
例えば、「認知拡大」がチャンネル運用の目的なのだとしたら
維持率が70%超えでリピーターばかりに視聴されている動画の連発は、良い結果と評価するのは難しいかもしれません。
再生回数
例えば、視聴者数が数十名の場合、一人一人の再生時間によって、視聴者維持率は大きく変わります。
(例えば視聴者が二人のとき、一人が最後まで視聴、もう一人が1/3まで視聴してくれたら、維持率は66%になってしまいます。)
再生回数が2桁のうちは維持率の数字を信じすぎるのは危険です。
視聴者維持率が低くなるときの原因と対策
前提として、視聴者維持率は冒頭の30秒で大体70%くらいまで落ち、その後は横ばいになって、最終的にはエンディングで一気に20〜30%前後まで下がります。
そのため改善ポイントを探す際の考え方としては下記の通りです。
- 冒頭で50%程度まで落ちてしまう→冒頭の維持率改善を考える
- 中盤でも下がり続ける→本編の改善を考える
改善すべきポイントがわかったら、具体的にどのような対策を行なっていくか考えます!
次の項目では、各ポイントごとに「よくある原因と対策」について紹介していきます!
冒頭で大きく視聴者維持率が下がるときの原因と対策
①サムネイル/タイトルの設定ミス
個人的には1番最初に検討するべきはこの「サムネ/タイトルの設定ミス」だと考えています。
例えば、
- サムネで美女の写真を使って、実際の演者が男性だったり、CGだったり、というケース
- タイトルで強い言葉を使って、内容が伴わないケース
などです。
こういう場合、最初の数秒で離脱をする視聴者が多いので、冒頭での維持率がガクッと下がります。
よくクリックさせるためのテクニックとして、「強い言葉での訴求」が紹介されていますが、諸刃の剣でもあるので注意しましょう!特に企業様の場合、思わぬ反感を買い、信頼を失ってしまうケースもあるので気をつけましょう!
サムネの統一感について気になる方は、ぜひこちらの記事もご覧ください!
②答えの出オチ
冒頭で知りたい答えが出てしまっている場合も、視聴者は満足して再生を終了してしまいます。
大事な内容は動画の後半に持ってくるように意識しましょう!
特に、ダイジェストを活用している場合は、そこで答えを出してしまったり、逆に興味を惹ける内容がなかったりしていないかを確認しましょう!
③OPが長すぎる
より効率的にYouTubeを活用するためには、動画の構成は非常に重要です。
ですが、構成にこだわりすぎてOPが長くなりすぎていないか、無駄な話がないかなどを確認しましょう!
また、これは個人的な考えかもしれませんが「オープニングムービーは不要」だと考えています!
実際、オープニングムービーを取り除くことで視聴者維持率が上がるというケースはよく見ます!
本編で維持率が下がる場合
①テンポが悪いケース
好まれるテンポというのは視聴者の年齢やジャンルによって異なりますが、余計な間が残りすぎていると、視聴者は冗長に感じて離脱してしまいます。
一般的に視聴者が若ければ若いほど早めのテンポが好まれ、高くなればなるほどゆっくりなテンポが好まれる傾向があります!
競合チャンネルのテンポなども確認しながら、自分たちの動画のテンポがふさわしいテンポになってるかを確認しましょう!
②BGMが不適切
雰囲気と異なるBGMを使っていると離脱率が上がる傾向があります。
・思い切ってBGMを切ってみる
・明るい/暗いなどの雰囲気に合わせたBGMを使ってみる
など工夫してみましょう!
テロップがチカチカするケース
テロップのタイミングが合っていなかったり、フルテロップなのに数フレームだけテロップが非表示なる瞬間がある、などあると、「テロップがチカチカして見づらい」という印象を受けます。このような潜在的なストレスは離脱につながるので気をつけましょう!
編集が単調すぎるケース
画面に変化がない編集は、視聴者を飽きさせて離脱につながります。
- 画角の変化(アップ、引き、モノクロ、などでも構いません。)
- SEの追加
- テロップで強弱(大きさの変化や色の変化)
- 画像、図解などの挿入
で変化をつけていきましょう!
音量バランスが悪いケース
意外と多いのがこの音量バランスが悪いというケースです。
特にSEが大きすぎる場合が多い印象です。
- 音声はPremiere Proのオーディオトラックミキサーで-5db前後
- SEは-20db前後
- BGMは-35db前後
を目安に調整して見てください!
特に「チリン」「シャキーン」「ぴーん」などの高音の音は大きく聞こえやすいです!
最後は耳で聞いて不快感がないかも確認しましょう!
理想的なグラフ
本当の理想を言えば、冒頭の離脱率をもう少し下げられれば理想ですが、本編における離脱者というのが少なく、内容でしっかり視聴者を惹きつけられていると言えるでしょう!
まとめ
YouTubeの視聴者維持率は重視するべき項目です!
冒頭の引きつけ要素、タイトル・サムネイルの最適化、コンテンツの構成や編集など、様々な工夫を行い、チャンネルの維持率を高められるように努めましょう!
また、維持率の数字を鵜呑みにするのではなく、「その数字から読み取れることは何か?」というところも追求し、目的に沿ったチャンネル運用を行ってください!
今日紹介した以外にも「視聴者維持率を高める施策」はあるので、その辺のノウハウが気になる方は、お気軽にお問い合わせフォームからご相談いただければと思います!
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